夏休みを前に
　新型コロナウィルスに振り回され、国も社会もそして教育の世界も大混乱の中で、ふと気づいてみると子供たちにとっては最も楽しい夏休みの時期になっていました。
この間、卒園式は規模超縮小のうちに、なんとか終えることができましたが、そのあと園児の姿が見られない日々が続きました。刻々変化する状況変化と日替わりする府からの指示指導に職員一同翻弄され、園児の声の聞かれない中での対応に、虚しさとともに疲弊する毎日でした。
　永い休園措置そして5月12日の分散入園式、次の日からの分散保育を経て、感染にはらはらしながら平常保育に戻れたのが6月15日。しかし全員が集まっての行事（花まつり、お誕生日会、遠足など）もできず、特に年長・年中児のお泊り保育もできないまま、1学期の終了ということになりました。
　日々の保育の積み重ねとしての諸行事を体験して、喜びと感動を味わう機会の少なかったまま、夏休みを迎えることを申し訳なかったとまでおもっています。
　しかしこの間、保護者の皆様のご協力のもと感染防止にできる限りの対応をし、おかげさまで無事8月を迎えることができ安堵しています。
　コロナ禍ますます厳しさを増している状況の下、子供たちの健康と育ちを願いつつ、2学期を迎えたいと思います。
1学期間温かく見守っていただきまして、ありがとうございました。