・・・5月のメッセージ

   今春大学に入った卒園児から、うれしい報告を受けました。
「大きな仏様がまつられているホールで入学式がありました。仏様に手を合わせることから始まった式典に、十五年前の幼稚園での入園式のこと、毎週月曜日のお遊戯室での仏参、毎日保育室で仏様、しんらん様にごあいさつしたときのことが、はっきり思い出され、胸にジーンとくるものがありました。第一希望ではなかったけれど、この大学に入れたご縁を大切にしたいな思いました。」
 大学では福祉関係を専攻し、将来は心こもった、やさしい福祉の仕事に携わってくれることでしょう。
がんばってください。

2017年5月に寄せて
・・・4月のメッセージ

  猫は生まれてすぐ人が育てても猫に育つ。犬は犬に育つ。しかし、人間は人間に生まれても、必ずしも人間に育つとは決まっていない。(元京都大学 東昇名誉教授著『生命の深奥を考える』より)

さまざまな可能性を持ちながら、どういう「人間」に育っていくか、人としてのいのちいただいて生まれてきてくれたわが子の第一歩を誤らせてはなりません。大人の都合だけで保育行政や制度をいじくり、親の損得勘定だけでわが子のたいせつな日々を振り回す前に、幼児が今、正しい人間としての道を歩めるように、真の人間として育ってくれるように、愛情をこめて寄り添ってあげなければなりません。
今が一番大切な時期(とき)です。園と保護者が一緒になって。主役の子どもの幸せのために。
2017年4月に寄せて
・・・3月のメッセージ

  音楽会では、園児たち一人ひとりのがんばりで、すばらしい一日を演出してくれました。残り一か月、卒園式と終業式もすぐにやってきます。一年間で大きくたくましく育ってくれた園児たちに感動する日々です。
 保護者の皆様の温かい支えをいただきましたことを、職員一同心からお礼申し上げます。
2017年3月に寄せて
・・・2月のメッセージ

  第40回緑ヶ丘幼稚園の音楽会を開催いたします。
今日は、単に音楽・リズムの発表の場と限定せず、今まで積み上げてきた保育、教育の総合的な発表の場と受けとめてください。
幼稚園という社会・集団生活で、友達といっしょに遊び、歌い、体を動かす中で、人の輪と和が大きく膨らみ、強くなっていきます。
協力することのうれしさ、辛抱して耐えることの大切さを体で覚えてゆきます。そして一つのことをやり遂げた時の満足感を、みんなで喜び合うことができるようになってきます。この成果の一つが、今日の音楽会での合奏や合唱の発表だろうと思います。
 さあ、今日の音楽会で感性豊かに心身ともに成長してくれている園児たちを確かめてください、そして大きな拍手を送っていただきますようお願いいたします。
( 音楽会プログラム 園長の「ご挨拶」より )
2017年2月に寄せて
・・・1月のメッセージ

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

  ここ数年、世界的に不安定な流れにほんろうされ、先行きの見えない時代だといわれています。
こんな時だからこそ、過去を反省し将来を見すえることは大切でしょう。
 しかし、仏教に「脚下照顧」ということばがあります。これは自分の立ち位置、今おかれている足元をしっかりと見すえた上で、世間の情報やうわさ、デマに左右されない確かな生き方を教えたものでしょう。
 年の初めにあたり、親として人としてどう考え、生きるべきかを、まず自分の足元に光を当てて、見直してみましょう。

2017年1月に寄せて
・・・12月のメッセージ

  幼児は物まねの名人です。親の話し方をまね、兄姉のすることをまねっこし、時には友だちのまねをしながら成長してゆきます。
 しかし次はこの段階を超えて、自ら発想し想像をめぐらせて、自分の夢・希望の世界を創造するようになります。
大人から見れば、たわいもないちっぽけな世界かもしれませんが、幼児本人の中に広がっている世界は、素晴らしく大きな空間なのです。
 造形展は、園児たちの成長の軌跡を確認する場でありたいと思います。一つひとつの造形作品、一枚一枚の絵画の中に込められた園児たちのこころに触れてください。そして限りなく広がる幼児たちの夢に感動し、共感できるひと時であれば幸せです。

2016年12月に寄せて
・・・11月のメッセージ

 昭和51年(1976)11月22日。
切り開かれた竹ヤブで緑ヶ丘幼稚園園舎建築の槌音が響き始めた。
 園地の裏山(北側)は、雑木林と竹ヤブ。東と南は明るく開けてはいるが、見えるのは畑、雑草地、雑木林だけ。今も一部を残す羽鷹池の堤には、カワセミが巣穴を作り、水面を飛び回っていた。ケーンと鳴いて飛ぶキジ。コジュケイが体に似合わぬ大きな声ではやしたてる。その向こうには中央環状線が見え、車が往き来するのが見える。モノレールは未だ通っていなかった。
(1994年に「千里中央」―「柴原」間開通)
 40年前、緑ヶ丘幼稚園が呱呱の声をあげた時の様子です。
もう40年、早や40年。あっという間の40年でした。
周辺の環境は激変しても、創立の精神は変わりません。可愛い子どもたちの幸せと、すこやかな育ちを願って。


2016年11月に寄せて
・・・10月のメッセージ

 8月末、金子みすずの故郷 仙崎(山口県)を訪ねました。
 26歳の若さで不遇の生涯を閉じた童謡詩人の詩の一字一句が、こころを忘れている現代に生き生きと輝いてきます。
 光を失い、音をなくし、手足の障害を乗り越えて頑張った選手たちの喜びと笑顔に感動したパラリンピックと詩人のこころが、どこかで重なって見え聞こえた夏でした。
 昼のお星は見えないけれど

見えないけれども あるんだよ

見えないものでも あるんだよ

   
(金子みすず)      
2016年10月に寄せて
・・・9月のメッセージ

 園児たちが登園してきて「おはよう」とごあいさつ。「オハヨー」と答えてくれるのは・・・ヒト型ロボット。このロボットも、単純な会話ぐらいはできるのでしょう。何かのコマーシャルに出てくるロボットと同じかどうかは知りませんが、
「うちの幼稚園の玄関にはロボットがいて、園児と話をするんですョ。すごいでしょう。」と、ある園の保護者。
そのうち、心の無い「ロボット保育士さん」や「ロボット先生」が幼児教育をするようになるのかも。恐ろしいことです。
 SNSにはまり切って、子育てをアプリに任せて「事足れり」とするお母さん・お父さん。
いとおしく、尊いわが子のいのちが「物」としか見えず、虐待し、殺人にまで及んだ鬼親の恐ろしさを、「人」として「親」として、決して見過ごしてはなりません。
2016年9月に寄せて
・・・7月のメッセージ

 何十頭もの象の群が草を求めて、激しく川を一列に並んで渡って行きます。中には小さい小さい子象の姿も見えます。その両側には母象と姉象が、そして後ろには一頭のメス象がぴたりとついて、子象が流されないよう、溺れないように支えながら進んでいきます。
 (テレビ番組『スマトラ象の現状』より)
  虐待してわが子を死に至らしめるヒトの父母。人の姿をしていながら象よりはるかに劣った生き物に悲憤を覚えました。
2016年7月に寄せて
・・・6月のメッセージ

  「『さようなら』は死語になりつつある。」
こんな報道にびっくりしました。
<じゃあね。バイバイ。ホナまた。お疲れ。またあした。・・・>
 美しい日本の伝統・文化が一つ一つ消えていく中で、ことばの急激な貧困化もさびしい限りです。
子どもに伝えましょう。美しい日本のことばを。
そして、お父さん・お母さんも美しい日本語、品格あることば遣いに心がけましょう。

2016年6月に寄せて
・・・5月のメッセージ

 5月5日は「こどもの日」です。昭和26年(1951年)に制定された『児童憲章』を改めて読み返してみました。
最近しきりに報道されている虐待、いじめ、子どもの貧困問題、さらには、日替わりとも思える学校制度のいじり・揺れ・・・。
「子どもの幸せ」「人として育つ環境」は、どこにあるのでしょう。

2016年5月に寄せて
・・・4月のメッセージ

 平成28年度のスタートです。
速く走れる子、走りの苦手な子。
おしゃべりは好きじゃないけれど、その分体で表現できる子。
お部屋あそびの好きな子、運動場で活発に動き回る子。
 いろいろあって、みんないい。
同じソメイヨシノでも、早く咲いた木もあれば、遅れて花開いた桜もありました。でも、どれも同じサクラです。

2016年4月に寄せて

・・・4月のメッセージ


30年前、当園創設当初在園していたW君のご両親が、茨城県から突然訪ねて来てくださった。周辺の環境が大きく変わっていて、園がなかなか見つからなかったとのこと。
短時間ではあったが、緑ヶ丘幼稚園のめざす「手作りの保育」の精神に協力して、60余名の園児の保護者全員が
「私達の幼稚園」という思いで、諸行事に楽しく参加したこと等を話してくださった。
「手作りの保育」をめざして30余年。この精神が、時の移り変わり・環境の変化・先生の入れ替わりを越えて、綿々と受け継がれていることの誇りと喜びを味わいながら、新年度のスタートを切ります。
本年度もよろしくお願いいたします。


2008年4月に寄せて

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